ロゴ10

ロゴマークのデザインを作ってみたいけれど、その前にロゴマークってどれくらいの種類があるかが気になるという人もいるのではないでしょうか。ロゴマークの種類を覚えておくことで、ロゴマークのデザインが行いやすくなるかもしれません。

そこで今回は初心者に向けてロゴマークの種類を紹介していきます。ここで紹介するロゴマークの種類から自分のお気に入りを見つけてみるのも良いでしょう。

幾何学模様を使ったロゴマークは多い

よく使われているロゴマークの1つが幾何学模様のロゴマークです。幾何学模様のロゴマークは見た人に記憶してもらいやすいという特徴を持っています。そのため自社のアピールや商品のアピールを行いたいときには、幾何学模様のロゴマークが作られることが多いです。

幾何学模様と聞くと複雑なデザインを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、線や図形を使ったシンプルな幾何学模様がロゴマークとして使われることが多いと言えます。ロゴマークの構成としてもシンプルなものが多いので、初心者がロゴマークを作るときに参考にしやすいデザインだと考えられます。

このロゴマークの欠点はパターンが出尽くしている傾向が強いことです。シンプルなデザインであるため、他の人と被りやすい傾向が強いと言えます。カラーリングや文字の使い方で差別化を図らなければ、オリジナリティーの高いロゴデザインに仕上がらないことも珍しくありません。

他のデザインを被ってもいいから、とりあえずロゴ作成の勉強を行いたいという場合には幾何学模様のロゴデザインから始めるのが好ましいでしょう。パターンが出尽くしている分、参考にしやすいデザインも多いという利点があります。

ワードマークは汎用性と視認性が高い

既存のフォントを使ったロゴマークとして作られることが多いのがワードマークです。ワードマークは既存のフォントを使って作られるものであるため、汎用性が高いというメリットがあります。ワードマークは視認性が高いというメリットもあるため、多くの人に自社を知ってもらいたいときに有効なロゴマークだと言えます。

ユニークな社名をアピールしたい場合にもワードマークは使われます。既存のフォントの中から自社のイメージに合ったものを選ぶことになるので、自社にどういうイメージを持ってもらいたいかという部分を明確にしておくことが重要だと考えられます。

レターマークはシンボル化することが多い

レターマークも既存のフォントを使うのでワードマークと混同して捉えられることが多いですが、この2つは別物です。レターマークとワードマークの大きな違いは、社名の使い方にあるでしょう。ワードマークは社名をそのまま使用しますが、レターマークは社名を省略した状態でロゴマークに使用します。

社名が長い場合にはレターマークを採用するケースが多いでしょう。レターマークは省略した社名を使うだけでなく、その社名をシンボル化する傾向も強いです。社名をシンボル化することで、スッキリとした印象の強いロゴマークに仕上がります。

このレターマークもワードマークと同じで、フォントの選び方で相手に与える印象が異なります。例えば真面目な印象を与えたい場合は、ゴシック体フォントや明朝体フォントを使ったレターマークを作るのが良いでしょう。

オリジナリティーを重視する場合は手書き

既存のフォントを使う方が簡単にロゴマークを作れるという魅力がありますが、その分オリジナリティーが低くなってしまうという特徴があります。オリジナリティーを重視したい場合には手書きでのロゴマーク作りが好ましいと言えます。

手書きであれば他のロゴマークとはデザインが被りにくいという利点があります。手書きで作られるロゴマークは企業や商品の個性が強くなるので、他社との差別化を重視したい場合には手書きを選択するのが有効です。作者によって筆跡が異なるので、社長が変わるごとに手書きのロゴを作り変えるのも1つの方法でしょう。

手書きのロゴマークは筆記体で書かれることが多いですが、その流れに逆らう形で楷書でロゴマークを作ってみるのも面白い方法です。書道経験のある人は、書道風の書き方でロゴマークを作っていくのも有効な手段だと考えられます。

自分の書き方を変えるだけで、どんどんオリジナリティーを高められるのが魅力的なポイントでしょう。

モノや生き物を簡略化してシンボルにする

シンボル重視のロゴマークを作っていくのも1つの方法です。例えばフラワーショップのロゴマークを作ろうとしている場合は、植物関係のものをイラストにして、それをシンボル化するという作業を行います。自分の好きな花をシンボル化してロゴマークにしてみるのも良いでしょう。

ただ花をシンボル化するだけでは面白さに欠けるという場合は花びらが一枚だけ欠けているようなイラストを描いて、それをシンボル化してみるのも良いテクニックだと言えます。馬関係のロゴマークを作りたいと考えている場合は、馬のシルエットをシンボル化するパターンが多いです。

このパターンではオリジナリティーが低い気がするという人は、馬のシルエットではなく蹄鉄をシンボル化してロゴマークにするのも良いでしょう。このようにモノや生き物を簡略化してシンボルにすることで、シンプルな印象の強いロゴマークに仕上がります。

ネガティブスペースのロゴマークも魅力的

ネガティブスペースと呼ばれるロゴマークも存在します。ネガティブスペースと聞くと、マイナスの印象を受けてしまう人もいるかもしれません。しかし、マイナスイメージを与えるようなロゴマークではありません。ネガティブスペースとは余白を使ってロゴマークの印象を変えている作品を指します。

文字を入力するときには余白が生まれることが多いですが、この余白を使って会社を連想できるようなマークを作るというテクニックがあります。具体的な例で言えば運送業を行っている会社が人が荷物を運んでいるイラストを使いたい場合、ただ人が荷物を運んでいる様子を描いていても面白みに欠けます。

そこで会社名を並べていく中で、わざと余白を作って、その余白で人が荷物を運んでいる様子を表現するという手法を使います。そうすることで余白にも意味があるロゴデザインに仕上がります。

お気に入りの手法でロゴマークを作ってみよう

今回紹介したロゴマークの種類以外にも、魅力的なロゴマークは存在します。

様々なロゴマークを見た上で自分の気に入るものを見つけるのが良いでしょう。そのお気に入りのロゴマークを参考にしてオリジナルのロゴマークを作ってみましょう。

ロゴマークによって使われる手法が違うので、そのポイントを基準に参考とするロゴマークを決めるのも良いと言えます。